☆2例年より15日も早く梅雨明けしてすでに猛暑が続いている2013年の夏!
気温が高く、暑さによる疲労感、無気力、汗のかきすぎによる肌の乾燥や脱水、老化が現れやすい今年の夏を、ばてないように、安全に過ごすにはどんな食事がいいでしょう。
気温が上がることに伴う体温の上昇を防ぐために発汗して体温調節をします。
その結果、汗として水分が失われ、喉が乾くので水分補給をする。
この繰り返しによって体温の電解質バランスが崩れると、体がだるい、気力が湧かないなどの夏ばて症状がでます。
また、冷たいモノ、水分の取りすぎで胃腸障害が起こりやすいのも夏の特徴です。
中医学では、夏ばてを「汗と一緒に大切な「気」が流れ出てしまい脱水および、やる気が湧かない、だるいなどの症状がでること」と捉えます。
☆チェック
自覚症状として夏ばてがない人、自分だけは大丈夫と思っている人もいます。
セルフチェックをして、ひとつでも当てはまる方は気をつけましょう。
1)だらだらと汗をよくかく
2)体がだるい
3)夏に体調を崩しやすい
4)カゼをひきやすい
5)暑さで食欲がない
6)ついつい、冷たいモノ、口当たりのよいサラダばかり食べてしまう
7)炎天下にいることが多い。健康のために毎日散歩などしている
8)お肌の乾燥が目立つようになった
9)動かなくても疲れる
10)やる気がでない
☆暑さを体の外に出す効果のある食材、消化を高める食材、余分な水分を排出する食材などを積極的に摂りましょう。
体の熱を取る食材
やる気の出る食材、気力を補う食材
汗で失った体液を補い肌の乾燥を防ぐ食材
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本日のお茶 五味子と棗のお茶
作り方:五味子、棗は各3g。ポットに入れてお湯を注ぐ |
テキストの無断コピー・転写を禁じます。レシピは心味に帰属します
【活動内容】
栄養学と薬膳を融合し、体・心・医学・料理をつなげて現代人の生活スタイルや体質にぴったりあうように理論と料理の両面から指導する、独自のスタイルを持つ。
手軽で洗い物が出ない、実用的なレシピ開発に定評があり、健康な食事のついての基礎から、妊娠しやすくなるレシピ、病態ごとのレシピなどを提案。
2006年より「薬膳教室心味」を主宰。毎月10種類近いテーマの講座を開催し、約200名の受講生が参加。
薬膳の世界を広めるため、ワイン、チーズと薬膳料理とのマリアージュも提案している。
【略歴】
実践女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒業後、管理栄養士として病院に勤務後、老人福祉施設で管理栄養士として高齢者の栄養管理をする。
その頃、体調不良を薬膳で治した経験から、中医学のおもしろさに魅了され中医学、薬膳を本格的に学ぶ。
中医学の素晴らしさを多くの人に知ってもらう為、2005年4月に横浜・青葉台で「薬膳料理レストラン心味」を開店。「薬膳教室心味」の他、東京・横浜の教室を中心にカルチャーセンター、大学の生涯学習センターなど講師をつとめる他、各種イベント開催やレストランにおける薬膳メニューの監修、執筆などを手がける。
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