2002/08/01〜09/01 シエナにて。(日常編)


ローマのホテルからバスで4時間弱。1ヶ月間の生活の拠点となるシエナに到着。城壁に囲まれている町の中 にはバスでは入れないので外の駐車場で降ろされる。

重いトランクを石畳の道に阻まれながら、ゴロゴロガラガラと音を立て総勢19人で大学を目指す。
ゴールがどこだか分からないし、ガイドの日本人はどんどん進んでくし、本当に着くのかなと心配でした。


ようやく大学の入り口に着くと、今日受けるはずのクラス分けテストの会場はここではないとのこと…(汗)
トランクを入り口に置き去りにして(みんな何も言わずに置いてたけど、見張りがいるわけでもないし 私は盗まれやしないかとかなり心配してました)
大学の「別校舎(新築)」へ移動。やっとのことで試験を受け、その後やっと入寮することができました。


出発前に渡されたしおりでは「大学まで100メートルのところにある寮」と書いてありましたが、
その校舎には結局1度も通うことなく、1キロくらい離れた先ほどの別校舎に通いました。

クラスには、沢山の外国人(って私もそうだけど)がいました。中心はやはりヨーロッパ系で、ついで何故か 日本人が4人(多)で、アメリカ人は一人もいませんでした。
授業は基本的なことなのでわかりやすかったのですが、私ができていないのは「コミュニケーション」、 つまり会話でした。むしろ英語の方が理解できたり話せたりして困りました。





学校にも通い慣れ、友達とみんなでオステリアへ夕食を食べに。

賑やかな店内と賑やかなおっさんにつられ、 楽しくスパゲッティとワインを…と思いきや、友達の頼んだ料理が、写真のような壮絶なものでした。
普通のものより、見たことない名前のものを…と興味シンシンで注文したものの、出てきたのはどう見ても 「草だんご」…。
味も微妙だったようで(私は怖くて味見しませんでした。)

いや〜な空気が流れてしまった夕食でした。


でも、ちゃんと(?)おいしい料理もありました。寮の近くにある中華料理屋のテイクアウトは量も多いし安いし おいしいし、レジの中国人のお姉さんはキレイな人だったし。
そこには袋のラーメンも売ってて、日本で売ってるのと味に大差は無く、かなり重宝させていただきました。
「今日の夕(昼)ごはんどうする?」「作るの面倒くさいね…」「じゃああそこで買おっか!」てな感じです。
はじめの頃外食しすぎて、後半はほとんど自炊してました。

みんなで結構手をかけて作ったのは、肉じゃが、 コロッケなど基本的に「日本食」でした。
炊飯器なんてもちろん無いので鍋で毎回炊いて、いんげんと卵とひき肉でそぼろご飯を作ったりもしました。
しかし、いつの食卓にもはずせなかったのが「モッツァレラチーズ」でした。本場のチーズはやっぱりおいしかった。
帰国してから買ってみたけど足元にも及ばない味でした。














町を歩いていると、よく軽快な太鼓(言い方おかしいかも)の音が聞こえてきて、派手な衣装を身にまとった 大人たちが、
もうすぐ開催されるお祭り「パリオ」に向けて、 熱心(かどうかは分からないけど)に練習をしていました。
パリオは、シエナで行われる大規模なお祭りで、 当日、町の中は観光客や地元住民などでごったがえし、大いに盛り上がります。
お祭りの内容はというと、単純に言えば「町内対抗競馬大会」ですな。
その模様は、パリオ編の方で詳しくお伝え します。


この写真は、ぶらぶら歩いている時に偶然見つけた「覗き魔裸婦の石像」(勝手に命名)。
普通の家の2階の窓に 居ました。夜見たら絶対怖いと思います。








街の中心にあるカンポ広場。
そこは朝から晩まで人が絶えず、好きに座り、おしゃべりしたり、ジェラートを食べたり、カップルはいちゃいちゃしたり、子供は駆け回ったり。
こんな場所って、日本には無いなと感じました。
誰もがいつでも自由にくつろげる空間。日本にある公園とは 全く違うものでした。もっと開放感があるというかなんというか。
30日には、ここで「ジャンナ=ナンニーニ」という女性アーティストのコンサートが開かれ、パリオの時に 劣らないくらいの人が集まり、確か夜中12時過ぎまで続いていました。
















カンポ広場に面して高く聳え立つマンジャの塔。
登ろう登ろうとずっと言っていて、 やっと登ったのは帰国も近くなった天気のいい日のことでした。
イタリアの塔のパターンである「階段で延々とグルグル」にも慣れ、頂上にたどり着くと、どこまでも 赤レンガのシエナの町を一望することができます。
いつ建てたのか分からないくらい古い建物に住みつづけるイタリア人。
中の部屋や廊下は何度も塗りなおし補強し続ける。
日本には無い習慣が、 この国ではこれからもずっと続いていくのでしょう。

寮の部屋の鍵が開かなくなったり、ドア枠が 倒れてきたり、壁の中で何かが崩れるような音がした時は さすがに怖かったけど。

一ヶ月間お世話になりました。
もう住むのはイヤだけど(笑)今度イタリア行ったときは 必ず寄ってワインのお供のカントゥッチ(すんごく硬いクッキーみたいなお菓子)を買いに行きたいですね。















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