ベルサイユ宮殿Chateau de Versailles  

フランス宮廷文化黄金期の象徴ベルサイユ宮殿は、あの「太陽王」と称えられるルイ14世により、
1662年から約50年かけて莫大な費用と、フランスを代表する芸術家を総動員して築きあげられました。
華麗な鏡の回廊、王や王妃の広間の豪華な室内装飾
あるいはフランス式庭園の粋を集めた庭園など
17世紀フランス文化の頂点ともいえる宮殿です。 


お城は最初、ルイ14世の財務長官ニコラ・フーケが建設したものでしたが、あまりに美しく壮麗なお城を臣下が築いた事に
ルイ14世は妬み腹を立てました。 フーケは、お城を取り上げられた上投獄され、可愛そうに彼がお城に住んだのはわずかな日々で
あとは牢獄で一生を終える事になりました。 
ルイ14世は取り上げたお城に莫大な費用と年月をかけ、絢爛豪華な宮殿に作り上げました。 
何しろあの太陽王の事、臣下に負けるわけにはいかなかったのです。 

しかし、ブルボン王朝の財政が悪化し、ルイ16世の代となった1789年、フランス革命が勃発し、ベルサイユ宮殿は
その終焉を迎えました。  ルイ16世の妃マリー・アントワネットも反逆罪でギロチン刑に処せられてしまいました。
  

  庭園に面して17の大きな窓があり、壁面には500枚以上の鏡、
天井には黄金のしょく台とクリスタルのシャンデリア・・・
とまばゆい光に溢れた鏡の間。
儀式や外国の賓客を謁見するために使われたこの鏡の間は、
第一次世界大戦後の対ドイツとの講和条約である
ヴェルサイユ条約が調印された場所でもあります。

 

       

 

     
宮殿正面   噴水   整然とした庭園    たくさんの噴水が迎えてくれました

 

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