雪深き合掌造りの里・白川郷 

             
庄川   古刹・明善寺の
鐘楼門
  深い雪に埋もれる家々   軒先のつらら

富山県側の五箇山から岐阜県側の白川郷にかけて、合掌造りの民家が残され、今なお生活の場として
使われています。
ユネスコ世界遺産に登録された、白川村萩町の合掌造り集落を訪れたのは、真冬の2月。
毎年1月と2月の週末だけ、白川郷の一部地域で、夕方からの2〜3時間、合掌造りの家々が
ライトアップされます。
その幻想的な風景を期待して、防寒怠りなく準備し、片道約6時間のバスの旅でした。

     二等辺三角形の茅葺切妻屋根、太い梁、田の字の区切りの明り取り窓等々、
心引かれる風景です。
茅葺屋根は、白川村荻町集落では,村民総出で葺き替えを行う
伝統的な「結(ゆい)」で行われます

  合掌造りは3階建ての高層にして、両妻に明り取り窓を設け明るさを確保し、
階下のいろりから立ち上る暖気によって適温を保つ等、生活の知恵が
いっぱいです。

辺りが暮れ馴染み始めた夕方から、いよいよライトアップです。
先ずは村全体を見る為、シャトルバスで展望台へ上がります。 
べストスポットには、カメラを三脚にセットして、良い写真を撮ろうと早くから待っていた人達がスラリ。
淡く暮れていく真っ白な深い雪の中に、点々とたたずむ家々の窓に明かりが灯り、期待通りの幻想的な風景です。

ライトップ白川郷

 

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