パリの散歩道・on a street corner of Paris  

6月のパリは、初夏の陽射しに包まれて花があふれた、やはりちょっと粋でステキな街です。 
芸術家達が愛し、世界中の人達が憧れる街・パリを、ウン十年ぶりに訪れましたが、以前とそんなに変わっていませんでした。 
美しい街並みの保存がいいのだと思うと、嬉しくなりました。 ただ変わったと思ったのは、パリの人々がとても親切になった事です。
方向音痴の私が何度か道を尋ねましたが、皆さんとても親切でした。 
 
先ずは地下鉄。 東京と同じように色と番号で表示してあるので、分かり易いです。 
6月はもうかなり暑いですがクーラーがないので、幾つかの窓をあけています。 
ドアの開閉は乗客がします。 そう、自動ではありませんし、車掌さんが開け閉めするのではないのです。 
新車両はボタンですが、旧車両は取っ手を持ってガチャンと開け閉めします。 けっこう大きな音がして驚きです。 
せっかちな乗客は、電車が止まりきっていないのに、開けたりします。

パリの散歩とシャレこんだのは
サン・ジェルマン・デプレ界隈、カフェ「フロール」でランチ
モンマルトルの丘、サクレ・クール聖堂
テルトル広場界隈、カフェで一休み、ムーラン・ルージュ
オペラ座、ギャルリー・ヴィヴィエンヌ
そしてセーヌ河を「バトー・ムーシュ」でクルーズ!

まだまだ時間が足りないくらいでしたが
巨大な都市東京に比べれば、パリは程よい大きさで
地下鉄にも乗り慣れ、楽しい散策でした。 
 

 
    オルセー美術館から、モンマルトルの丘を見る   夕刻のエッフェル塔


建物スケッチあれこれ          
ムーランルージュ

Moulin rouge

  モンマルトルの丘の麓 ブランシュ広場に、モンマルトルの夜を好んだ
ロートレックにゆかりの、フレンチ・カンカンで有名なキャバレー
ムーランルージュがあります。 赤い風車がよく目立ちます。
サクレクール寺院

Basilique du Sacre-coeur

  多くの芸術家たちが好んだ、
モンマルトルの丘の上に、
街を見下ろすように建つ
ロマネスク・ビザンチン様式の
寺院です。 
モスクのような屋根が
ひときわ目を引くこの建物は、
時代を問わず有名無名の
画家たちによって、たびたびキャンバスに描かれています。 
この寺院は19世紀後半、
普仏戦争やパリ・コミューンで
精神的にダメージを
受けた国民の心をいやすために
建てられたといわれます。
ここからのパリ市内の見事な眺望は、必見です。 
テアトル広場

 Place du Tertre

  ゴッホやルノアールが暮らしたモンマルトルの丘
ユトリロが描いた石畳の坂道等々、芸術の香り高い広場です。 
似顔絵書きの画家達が、観光客の絵を描いています。
 
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ   屋根付きのアーケード・ギャルリーは、とてもお洒落で
素敵です
。 
 
オペラ座    
  外観 
パレ=ガルニエとも呼ばれる
オペラ座は、1875年にシャルル
=ガルニエの設計によって、
建設されました。
内部の豪華絢爛・装飾過多な
「ナポレオン三世」スタイルは
圧巻です。 
  どっしりと歴史の重みを
感じさせるロビー

 

     
  シャガールの明るい天井画が
緋色の緞帳と金色で飾られた
豪華で、華麗な客席を
より華やかに彩っています
  「オペラ座の怪人」の物語を産んだ巨大な
シャンデリアと、黄金の彫刻の数々
 

 

   セーヌ河ディナークルーズLa Seine   

セーヌ河はパリの中心街を大きくカーブしながら流れ、河の北側を右岸、南側を左岸と呼びます。 
パリ最古の橋として知られるポンヌフや、絢爛豪華なアレクサンドル3世橋が、右岸と左岸を結びます。 
初夏のまだ明るいセーヌ河を、「バトー・パリジャン」のディナークルーズで楽しみました。

   
「バトー・パリジャン」   たっぷりとした水量のセーヌ   アレクサンドル3世橋 pont Alexadre III
1900年の万国博覧会の際につくられた。
1894年に締結された仏露同盟を記念して
ロシア皇帝の名が冠せられました。
   
パリ市役所
パリ中心部の右岸4区にある。
1533年から2世紀あまりをかけて建設されたが
1871年のパリ・コミューンの焼き討ちにあって
焼失しました。
現在のネオ・ルネサンス様式の建物は、
焼失直後の1882年に再建されたもの
  ルーブル美術館   ノートルダム大聖堂
     
宴もたけなわ! 
始めからずっと演奏し続ける生バンドと
歌い続ける歌手に乗せられ
狭い船内のフロアで、大勢がダンスを
楽しみ、最高でした。
  飲んで歌って踊っている内に
パリの夜は更けていきました。 
エッフェル塔がライトアップされています。
   

 

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