ルーブル美術館 Louvre Museum

ルーヴル宮殿は、800年以上に渡るその歴史の中で、 中世の城からフランスの歴代王の宮殿へ、そして
この200年来は美術館として機能しています。  
12世紀後半に城塞として建てられたルーヴル宮殿は、16世紀になりルネッサンス様式の王宮に改築されました。 
フランス革命後の1873年に美術館として利用され、「モナリザ」もその頃のコレクションです。  
その後19世紀のナポレオンの登場により、遠征先からの戦利品として膨大な美術品を持ち帰り、世界を代表する
美術館となりました。
現在は約30万点の所蔵を誇り、常時2万5000点が展示されています。 
収蔵品の増大にともないルーブル美術館は改修が施され、中庭に新たにピラミッド風建築が造られ、
19世紀後半の美術品は、印象派美術館の所蔵品とともにセーヌ川対岸に1986年開館したオルセー美術館
Musレed’Orsay に移管されました。
私がはるかウン十年前にルーブルを訪れた時は、「晩鐘」や「落穂拾い」等の作品もあったと記憶していたので、
オルセーに移管されていて、今回見る時間がなかったので残念でした。 
初夏6月のパリは汗ばむ陽気で気温30度。
入口のガラスのピラミッドからはサンサンと光が射し込んで明るく、昔とは趣がかなり異なっているのに驚きました。 

 

ミロのビーナス

美の女神アフロディテの彫像。
1820年にエーゲ海のメロス島で
発見されたた。
紀元前100年頃のもの。

   

サモトラケのニケ

1863年にエーゲ海にて発見された。
紀元前190年頃のもの。
エーゲ海東北のサモトラケ島でフランス領事が
まず大理石で作られた女性像トルソを発見した。
続いて周辺からは同じ大理石で作られた
118点の断片となった翼の部分が見つかった。
これを復元したところ有翼の勝利の女神
「ニケの像」であることが分かった。
出土品は、フランスに送られ、ルーブル美術館の
「ダリュの階段踊り場」に据え置かれた。

モナ・リザ 
ダ・ヴィンチ作。
ルーヴル美術館を代表する作品。
さすが、見る人の輪が途切れません。

民衆を導く自由の女神 
ドラクロワ作。
1830年の7月革命で「自由」を手にし
三色旗を掲げる自由の女神。

ナポレオン1世の戴冠 
ルイ・ダビッド作
1804年にノートルダム寺院での
ナポレオンの戴冠式を描いた作品。
この原作をダビッド自身が模写
した第2作は、ベルサイユ宮殿
戴冠式の間にあります。

 

宮殿だっただけに、内装が豪華かつ優雅でウットリ 

 

フランス表紙に   ページ