初夏の立山連峰と黒部ダム

高峰連なる北アルプスを貫くようにつながる、立山黒部アルペンルート。
一度このユニークな山岳観光ルートを、楽しんでみたいと思っていたので
初夏6月のある日、出かけてみました。 行程は、

東京 → (上越新幹線)長岡 → 宇奈月 → 黒部峡谷トロッコ電車 → 富山
富山 → 立山 → (ケーブルカー)美女平 → (高原バス)室堂 → (トンネルバス)大観峰
→ (ロープウエー)黒部平 → (ケーブルカー)黒部湖 → 黒部ダム → (トロリーバス)扇沢
→ 長野 → 東京 

黒部峡谷 は、北アルプスの立山連峰と、白馬岳・鹿島槍ヶ岳が連なる後立山連峰との間に流れる
大峡谷で、中部山岳国立公園に指定されています。そしてこの峡谷を形成している黒部川は富山湾に注ぐ
長さ86kmの河川です。

                   
山あいの静かな駅・宇奈月        黒部川      トロッコ電車

この峡谷は険しい岸壁が峻立し、江戸時代は「奥山見廻り役」と言う山林監視の役以外が入山できる
だけで、一般の人々にとっては、長い間閉ざされていました。

大正時代に、発電所建設工事の為の黒部軌道が敷設され、電力会社専用の鉄道として運行されました。
便乗の観光客には、「命の保証をしません」と切符の裏に書いていた時も、ありました。
その後、観光客の増加と共に黒部峡谷鉄道(通称トロッコ電車)として発足し、現在に至っています。 

         
   新山彦橋   新柳河原発電所     峡谷風景     峡谷風景      後曳橋   黒部川第二発電所

黒部ダム

2003年のNHK紅白歌合戦で中島みゆきが、「地上の星」を歌いました。
テレビ番組「プロジェクトX]にちなみ、黒部ダム(黒部第4発電所)を舞台にして。 
黒四発電所は、地下200mにあり,外は積雪2mを越える厳寒の悪条件だったそうです。 

アルペンルートは、3000m級の高山が連なるアルプスを、長野県の大町市から日本海側の富山市へ
貫きます。 トロリーバス・ロープウエーなどを乗り継ぎながら、高山の様々な眺望を楽しめます。 

  静かな佇まいの
立山駅
アルペンルートの西側
玄関口から、出発!
弥陀ヶ原は、一面の
雪景色
展望も散策も出来ず、雷鳥も
どこに居ることやら?
  立山から美女平駅までの
ケーブルカーの車窓
天狗平と室堂間の吹き溜まりに
なる所は「雪の大谷」と言われ、
積雪は、6月で50cmくらいでした
  美女平から室堂に
高原バスで向かう途中の
称名滝

立山に源を発し、4段階に分かれ
て落ち、落差は350m

   

                                      

           
室堂の「玉殿の湧水
とってもおいしい水です
この水で出したコーヒーは
コクがあって美味でした
 
  大観峰、屋上展望台からの
眺め
ロープウエーは景観保護を
考え、支柱がない方式
  五龍岳・鹿島槍岳・鉢ノ木岳
など後立山の山々が展望出来る

 

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