チェスキークルムロフ | Chesky Krumlov |
プラハの南、ヴルタヴァ川上流の南ボヘミアに位置する、世界遺産に指定された中世の雰囲気の残る美しい街、
チェスキークルムロフには、ヴルタヴァ川を見下ろすように立つチェスキー・クルムロフ城があります。
蛇行したヴォルタバ川もここまで来ると、川幅も狭く浅く、水は澄み美しい景観です。
川遊びが盛んなようで、カヌーやゴムボートで遊んでいる人達を見かけました。
街中をヴァルタヴァ川が湾曲して流れているので、市街地とチェスキークルムロフ城を結ぶいくつかの橋が架かっています。
展望台から市街地を眺めると、石畳と赤い屋根の中世風の美しい街並みが広がります。
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城の橋のアーチをくぐる。 頭上には、高くそびえるお城の回廊 |
橋の上から見る チェスキークルムロフ城 |
チェスキー・クルムロフ城は、13世紀に建設が始まり、その後の増改築でチェコで2番目に大きなお城になりました。
中には、40の建物と5つの中庭があります。
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キュートなカフェ | お城の塔を望む運河 | 緑の中に赤い屋根が美しい市街地 | チェスキー・クルムロフ城の塔と 城館 |
ところで、プラハとチェスキークルムロフの間をドライブしている間に、チェスケー・ブディヨヴィツェという街を通過しました。
ここは、ブドヴァイゼルというビールの発祥の地でビール醸造工場があります。
アメリカのビールだと思っているバドワイザーのふるさとは、ここなのです。
また、カレル・チャペックというチェコの作家をご存知ですか?
「ロボット」という言葉を作った人として紹介される作家です。
彼の『園芸家12ヶ月』という本は、冬の寒さが厳しいチェコで、園芸を心から愛する園芸家をユーモアたっぷりに描いた
面白いエッセイで、彼の兄が楽しいイラストをてがけています。
この後、チェコから国境を越えてオーストリアに入りました。
入国した途端、それまで殺風景だったチェコの景色が一変し、整備された道路や建物を花々が美しく彩り、牧歌的な牧場が広がり
とても優美で、両国の経済力の差を感じさせられました。