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2002/04/04(23:40:50)[題]:Revo の充電問題。
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Revo のBL化はしたは良いが、どうも例の充電問題を抱えた
Revo である事が判明した。 (T_T)
以下は、BL OFF にしてノーマル状態で調べてみました。
満充電の 100% でも放電させると途中で電源断に成ってしまう。(Battery
Information で確認)それではと充電を始めると、0% 表示が 1〜2分で
イキナリ84% で急速充電が終了し、赤ランプも消灯してしまう。
数回充放電とハードリセットを織りまぜながら繰り返したが、
一向に改善が見られません。
どうも考えるに、放電で充電池が物理的に完全放電されているにも関わらず、
ハードリセットしてもバッテリー検知モジュールが前の値を記憶して
いる様な。 ならばメモリー内容も完全放電するまで2週間くらい放置するか、
バラして基板上の電源ラインをショートさせればいいと思われるが、
はたしてメモリーに記憶されているかも定かではないので、そこまでやる気もなし。
充電池 (Ni-MH) その物の寿命かとも思って諦めかけたが、皆さん他の
AC アダプターを使用しているとの事ですので、手持ちの
AC アダプターを
調べてみたら、Visor Prism のアダプターが入力電圧
100-240V/350mA、 出力電圧 5.9V/2000mA で
DCプラグもφ1.3 なので使えそうです。
で、トリクル充電で既に 100% 表示状態の Revo
に繋いでみたら、 赤ランプが点灯し、 急速充電状態
(450〜468mA) で約1時間半続いた後トリク
ル充電 (33〜37mA)に移行した。トータル7時間程充電し、100%
表示の満充電を確認した。
その後、ChaDis を導入しての充放電を繰り返してデータを取ってみた。完全放電後の
0% 表示から AC アダプターを繋ぐと、 直後の急速充電電
流が 468〜487mA で、以降は 450〜468mA で充電されていた。
トリクル充電 (84〜100%) では 33〜37mAで、6時間半以降
(100%) に 11〜16mA
になり、充電完了のようである。
2回目の充電(0%〜84%まで急速充電、85%からトリクル充電:計6.5時間)
2回目の放電(放電電流はほぼ30mAで駆動時間14時間程度)
3回目の充電(0%〜83%まで急速充電、84%からトリクル充電:計7時間)
3回目の放電(放電電流はほぼ30mAで駆動時間14時間程度)
14時間程度と云うのは ChaDis の場合、画面表示が
12時間までしかない為、放電曲線の延長線上から読み取りました。
急速充電電流が一時的にしろ、標準付属 AC アダプター定格電流の
500mA に近い電流値 (487mA) で流れることから、かなり負荷が大きく瞬時
には電圧低下もあるのでは、と疑いたくなります。
(。o゚)☆\バキ
電流容量の大きめの AC アダプターを使った方が安心かも。
実際、急速充電電流が500mA 近く流れるのだから、倍とは言いませんが少なく
とも800mA 以上の容量のACアダプターを付属されるべきと思いました。
でもこれは AC アダプター電流容量の話しで、
充電問題とは直接関連しているわけではないと思うが、何故か解消されたので良しとしよう。
(^^;;
AC アダプターの比較ですが、Revo用標準付属ACアダプターは従来からあるトランス式(製造品質によってはばらつきが生じやすい)の重い物です。
急速充電状態では Revo の要求する電流が、定格電流目一杯なのでかなり発熱します。
Visor Prism用標準付属ACアダプターは重量が軽く、定電圧電源式のようです。下の画像1の右は、Revo
用標準付属ACアダプターで、左が今回流
用したVisor Prism用標準付属ACアダプターです。
画像1 画像2
以上の結果から充電問題を考察すると、 どうも充電
100% 表示されていても実際は半分以下しか充電されていない様です。
本当に 100% 充電したくてもバッテリー検出モジュールが昔の値を保持しているのか、充電池が実際に
0% にも関わらず、何故かヒョッコリ現れて
84% 表示して急速充電を打ち切ってトリクル充電に移ってしまいます。
トリクル充電 (11〜16mA) では自己放電を補う程度の充電電流なので、
幾ら時間を掛けても満充電には至りません。
充電問題は充電池その物に問題がある訳ではなく、
検出するモジュールの検出機構と云うか、ハードリセットしても以前の値を保持?してしまう事
に問題があるのでは。あくまでも私的知見ですが。(^^;;
憶測で書けば、標準付属アダプターのばらつきに拠っては、
急速充電電流に耐えきれずに電圧低下を生じ、
検出モジュールが誤動作しているの
ではと想像します。憶測が正しければ市販品のACアダプターでも極性の合った出力電圧が6Vに近く、電流容量の大きいACアダプターは問題解
消に有効だと思います。
その後、購入した市販品で小型軽量のS5用アダプター(6V/1000mA) や、より小型の UNIFIVE(6V/2000mA)
は十分な電流容量なので使えます。
(画像2参照) ただし、UNIFIVE は安くて良い(千石電商)のですが、DCプラグがφ1.2なのでφ1.3に交換改造する必要があることと、入力100V
なので日本国内でしか使えません。
FILCO MICRO POWER(6V/1100mA) \3,980 は UNIFIVE より若干大きめですが、そのまま使えますし国外でもOKです。
リセットでバッテリー検出モジュールをクリアーし、
標準付属アダプターでも満充電できる Revo や
Revo Plus が殆どだと思いますが、こんな解決
の一例もあると云うことで書き留めました。
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2002/05/15(04:34:33)[題]:バッテリー検知モジュールの実験。更新 2002/09/04
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その後、充電の時にしか使われないバッテリー検知モジュール?を外したらどうなるか、無謀にも実験してみました。
検知モジュール(T1) を取っぱらい、1-4 と 2-3
間をジャンパーしました。下の画像参照。
改造前 改造後
純正付属ACアダプターを使い、完全放電された状態から充電しましたが、Battery
information も正常に表示されて、急速充電(約400mA)
→ トリ
クル充電(約30mA) → 満充電(約10mA) の正常動作を確認しました。
途中充電やいろいろ試して、2週間程使い込んでみましたが、
今のところ特に充電問題は出ていません。(^^)
これで充電問題から開放され、問題解決したようですが、
全ての Revo で本当にそうなるのかは分かりません。実証個体数が増えればいいので
すが。(^^;;
この改造を試される方は、万が一 Revo が火を吹いたとしても、
惹いては家が全焼に至ったとしても一切の責任は負いません。(笑)
その後、充電問題が再発していることを確認しました。(;
;)
また、検知モジュール(コイル?)は Revo Plus
や Mako では既に取り外されていることを知りました。
と云うことで、この改造をしても Revo Plus
や Mako と同等の電源基板になっただけで、充電問題の解決には至りません。
残念ながら、やはり市販のACアダプターを使うのが良いようです。
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